連想ゲーム:プラスチック・杏仁豆腐・雪女

この時期に出荷が多い花のひとつにスナップがあります。
キンギョソウという名の方が一般的でしょうか。

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花の形はストックに似ています。
お客様に入れて欲しい花などを尋ねると、スナップを指差して
ストックと言われることもしばしば。

市場に出回る時期までカブってしまっているのが両者にとっての悲劇。
花屋にとってもどちらも使い勝手がいい花なので、シーズンを
分けてくれればと強く願いたくなる花たちです。

花の豪華さではストックに分があるでしょうか。
枝咲きや八重咲きのあるストックのほうがボリュームで有利。
茎の太さや葉の形状なども相まって、ストックの判定勝ち。

対してスナップの魅力はその独特な色あいでしょうか。
カラーバリエーションとしてはストックの新色も多いこともあり互角?
しかし、同じ色でも両者の色あいには大きな差があります。

昔からある白や黄色が特に顕著なような気がします。
スナップはとても透明感のある色あい。

たとえ下手の人間の精一杯の表現としては、プラスティックのような、
蝋細工のような、杏仁豆腐のような。
白スナップは、雪女みたいと言えば、わかりやすいような
よけいわかりづらいような。

使ってみると、ストックのモコモコ感・モリモリ感に対して、
スナップはシュン・スッッとした印象。

いずれにしてもどちらも魅力的な花であることには変わりありません。
冬から春は通年の花にプラスして、季節の花がたくさん出回る時期。
花を扱う仕事をしていても、一番楽しい季節です。




2011年 松・千両入荷!

仙台の市街地も、今朝の8時半ごろから雪が降り始めました。
何日か前に初雪は観測されましたが、一瞬のことだったらしく、
テレビ局のカメラすら映像を収めることができなかったくらいなので、
多くの人にとっては初雪みたいなものでしょう。

先週は仙台でも松市があり、被災地区からの入荷が少ないとのことから、
値段は例年より高め。
そして昨日は千両市がありました。

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昨日の夕方のニュースで映像が流れて、今年は産地で原因不明の病気で
立ち枯れするものが続出し、入荷量が例年の2割減との話。
今朝市場へ寄って、注文分を引き取りましたが、やっぱりちょっと高め。
結局、松・千両ともに例年より相場が上がりました。
これから仕入れる花の値段がちょっと気がかり。

お店にはクリスマス前後から並べる予定です。
枝ぶり、実付きのいいものから無くなっていきますので、
ご利用の方はお早めにどうぞ。


定番・必須・持ってなきゃ恥

世の中には定番という言葉があります。

バブル期に青春時代を送った身としては、リーバイスの501が
定番とされていて、おそらくみんな心の中ではメンドクセーと思いながらも
ジッパーじゃなくてボタンのついた『ゴーマルイチ』を履いていました。
今考えるとメディアに乗せられっぱなしだったような気がします。
なんかどんどん値段が上がっていった覚えがあります。

食品の世界でも、たとえばカップヌードルならしょうゆ、カレー、シーフード、
チリトマト。カルビーのポテチなら塩、のり塩、コンソメとか。
毎年スポット的に新しい商品が出ますが、ここ数年この『定番』商品の
ラインナップには変化がありません。

スーパーやコンビニなんかでは限りある商品棚で、これらの定番の位置が
決まっていて、のこりのスペースを何百という商品が取り合うわけで、
メーカーの凌ぎあいたるやおそらく大変なことでしょう。

花の世界ではどうでしょう?
たとえば当店では、場所柄、白黄大菊、スプレー菊小菊数種なんかは
必須の花材ですが、国分町のお店や、婚礼の花の比重が高いお店では
その限りではないでしょう。

お店の場所、商売内容、季節なんかで大きな差が出てきます。
それが店ごとの個性になっているのかもしれません。

もっと細かく、花の色ごとに考えてみると、たとえばカーネーション。
一般の方にとっては、赤やピンクのイメージが強いでしょう。
確かに母の日前はこの二色の流通が大幅に増えますが、意外と普段は
置いていない店も多いかもしれません。

数ある花の中でも、カーネーションは品種が多いもののひとつ。
種苗会社や生産者による品種改良も盛ん。
毎年新品種がどんどん出てきて楽しい。
おそらく淘汰される品種も数多くあるのでしょう。

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写真は本日入荷のアリエルセピアという品種。
微妙な色あいがなんともいえない雰囲気です。
でもまた名前はすぐ忘れちゃうんだろうけれども。